仕事をしていると、どうしても「これ、言わなきゃな」という場面がありますよね!
部下や同僚への注意、指摘、依頼など、相手の気分を害さずに伝えたい。でも、内容によっては関係性にヒビが入るかもしれない。そんな不安がよぎることもあります。
私自身も以前は、タイミングをあまり考えずに、気になったときにすぐ伝えてしまうことがありました。でもある時、ちょっとしたことで伝える”タイミングの大切さ”に気付かされたのです。

忙しそうなときに言うべきじゃなかった
ある日、部下がある業務で小さなミスをしました。大きな問題ではなかったのですが、再発防止のためにも一度話しておきたい内容でした。
しかしその日、彼は朝から明らかに忙しそうで、電話応対や来客対応に追われ、目も合わないほどの慌しさ。以前の彼なら「今のうちに言っておこう」と、その場で声をかけていたかもしれません、
でもこのときは、一旦伝えるのをやめました。代わりに、翌朝の出社後、彼がまだデスクで落ち着いてコーヒーを飲んでいたタイミングを見計らってこう切り出しました。
「おはよう。昨日の件、ちょっと気になったことがあって…」
落ち着いているときほど、話は伝わる
結果として、その会話はとてもスムーズに進みました。本人も冷静に受け止めてくれたし、「あ、そこはたしかに気をつけます」と素直に反応してくれました。
このとき、私は実感したんです。”言い方”以上に、”言うタイミング”が大事なんだって。
人は誰しも、忙しい時や気持ちが焦っているときには、注意や指摘を素直に受け取る余裕がありません。逆に、心に余裕があるときなら、こちらの意図もきちんと伝わりやすくなる。

大事なことは、タイミングを見てから話す
それ以来、私は「この話、今じゃないかもしれないと思ったときには、無理に話すのをやめるようにしています。それだけで、ちょっとした摩擦を減らせるし、伝える側もストレスが少なくて済みます。
もちもん、すべてがタイミング次第というわけではありませんが、言いにくい話ほど、”いつ伝えるか”を一度考えるだけでえ、結果が大きく変わることもある。これは、実体験から学んだ大きな気づきです。
もしあなたが今、「言いにくいな…」と思っていることがあるなら、まずは相手の様子を見てみるのもひとつの方法かもしれません。
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