「やらなきゃいけないのに、なぜか手がつかない…」
そんな“先延ばし癖”に悩んでいませんか?
もしかすると、それはあなたが怠け者だからではありません。
むしろ、真面目で完璧を求めすぎるあまり、動けなくなっている可能性が高いのです。
この記事では、筆者自身の体験談とともに、先延ばし癖の意外な原因と、行動を後押しする「完了主義」の考え方をご紹介します。さらに、偉人たちの言葉も交えながら、ストレスフリーに動き出すヒントをお届けします。
先延ばし癖のある人は、実は真面目で責任感が強い
「どうして自分は、いつもギリギリにならないと動けないんだろう」
かつての私もそうでした。
会議資料や提案書、メールの返信…。
頭の中ではやるべきことが明確なのに、「まだ完璧じゃないから」「準備不足かもしれない」と手が止まる日々。
時間だけが過ぎて、気がつくと自己嫌悪に陥っていました。
でも、ある時ふと思ったのです。
「もしかして、自分って、怠け者じゃなくて“完璧を求めすぎている”だけなんじゃないか?」
多くの人が誤解していますが、先延ばし癖はサボり癖ではなく、理想が高くて真面目な人ほど陥りやすい心のブレーキなんです。
脳が疲れる「自己否定」の悪循環
先延ばしをすると、「自分はダメだ」と自分を責めがちになります。
この状態が続くと、脳はストレスを感じ、慢性的な脳疲労へとつながります。
• 「また今日もできなかった」
• 「どうして自分は行動できないんだろう」
• 「明日こそは…」
こんな言葉を毎日心の中で繰り返していませんか?
この自己否定の連鎖が、さらに行動を妨げる原因になってしまいます。
偉人の名言から学ぶ「行動の力」
ここで、行動にまつわる有名な名言を一つご紹介します。
「最も困難なのは、行動する決心をすることである。あとはただ粘り強くやるだけだ。」
― アメリア・イアハート(女性飛行士の先駆者)
この言葉の通り、実は一番のハードルは“やると決めること”なんですよね。
「行動のスイッチ」を押すことさえできれば、後は勢いに乗って進んでいけるものです。

◆解決策は「完璧主義」より「完了主義」
私が変われたきっかけは、「とりあえず5分だけやってみよう」と自分に言い聞かせることでした。
完璧でなくてもいい。途中でもいい。“完了”を目指すだけで気持ちが軽くなるんです。
「Done is better than perfect.(完璧より終わらせろ)」
― Facebook元COO シェリル・サンドバーグ
この言葉は、私の背中を押してくれた一言です。
たとえ70点でも、それが実行された時点で価値は100点なんです。
「やる気が出てから」はNG!動けばやる気は後からついてくる
「やる気が出ないから、まだ始められない」
…その気持ち、よくわかります。
でも実際には、やる気は「行動した後」に出てくるもの。
人間の脳は、動くことでドーパミン(やる気ホルモン)が分泌される構造になっています。
つまり、行動 → やる気の順番。
この事実を知るだけでも、一歩踏み出す勇気が湧いてきますよ。
先延ばしくせにさよなら。完了主義でストレスフリーな毎日を
先延ばし癖の原因は、サボりではなく真面目さゆえの完璧主義。
だからこそ、自分を責める必要はまったくありません。
代わりにこう考えてみましょう。
• 「まず5分だけでも始めてみよう」
• 「完璧じゃなくていい、進めばOK」
• 「途中でも、手をつけた自分を認めよう」
完了主義という視点を持つことで、自然と行動力は上がり、気持ちも軽くなります。
今日のあなたにできる、ほんの小さな一歩を踏み出してみませんか?
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